研究成果 建築系
Dタフ天井
Dタフ天井は、専用の補強金物「Dタフコネクト」と専用の補強クリップ「Dタフクリップ」を用いることで?高い耐震性能と施工負荷低減を両立した耐震吊り天井です。建物の用途やお客さまのご要望に応じてタイプを選択でき、地震時における天井の揺れを抑制するとともに、天井の崩落リスクを低減できます。（関包スチール株式會社、宇都宮工業株式會社、株式會社澤田建裝との共同開発）
Dタフ天井の構成
吊り天井のイメージ
社會課題(背景)
東日本大震災や熊本地震などの巨大地震では、多くの建物で柱や梁などの構造軀體だけでなく、天井などの非構造部材でも大きな被害がみられました。このうち、商業施設や事務所などの建物に多く採用される吊り天井では、クリップの離脫や部材変形などが崩落の原因となり、施設の継続使用が困難となったケースもありました。
そこで、當社は地震時の被害を抑えるために、吊り天井の崩落リスクを低減できる耐震吊り天井「Dタフ天井」を開発しました。
技術のポイント
- 専用の補強金物と補強クリップを用いることで?高い耐震性能と施工負荷低減を両立した耐震吊り天井で、建物の用途やお客さまのご要望に応じて、特定天井タイプ、地震対策タイプ、落下低減タイプの3タイプから提案可能
- 特定天井タイプと地震対策タイプは、高い水平耐力を有し、ブレース設置數を削減できるため施工負荷の低減が可能
- 3タイプすべてのDタフ天井において、大地震（震度7レベル）を想定した加振実験でも崩壊しないことを確認
加振実験の狀況
適用用途
商業施設、物流施設、醫療?福祉施設、工場
- 木材と鋼構造を融合したハイブリッド耐火柱「Dkitto-Column」
- 総合災害モニタリングシステム「DoKo-moni®」
- 環境デザイン支援ツール
- マンション向け小型バイオガス発電システム
- 施工現場用溶接ロボットシステム「SWAN®」
- 鉄骨造省力化技術「異徑柱接合工法」
- 鉄骨造省力化技術「梁貫通孔補強工法」
- 鉄骨造省力化技術「橫補剛材省略工法」
- 木鋼ハイブリッドブレース
- D-TEC BRACE
- DUAL CORE BRACE
- 光環境シミュレーション
- De:Light Blind（ディライトブラインド）
- 耐火被覆吹付ロボット
- 屋根點検システム「HACHIDORI®」
- ノスキャップ工法
- Dタフ天井
- 混合構造技術「柱RC?梁S造」
- 混合構造技術「D-TEC PC-BEAM構法」
- 個室型ウェルネスワークブース「ハコノワ®」
- 花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」
- ZEB設計ツール「D-ZEB Program」
- 大気浄化壁面緑化システム
- 折板屋根緑化システム「ecoヤネ」
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