季節(jié)の花を住まいに飾り、心を込めて花を贈る。
そんな〝花文化〞を子どもに伝え、一緒に楽しむ方法について、
「Flower Friday」を推進(jìn)する全國花き振興協(xié)議會にお話を伺いました。

お正月（松）に始まり、節(jié)分（柊（ひいらぎ））、ひなまつり（桃の花）、端午（たんご）の節(jié)句（菖蒲（しょうぶ））、七夕（笹）、お月見（ススキ）など、日本には、花や植物を飾る年中行事が多く存在します。こうした行事も、子どもが自然の草花に觸れ、伝統(tǒng)文化への理解を深めるきっかけになるため、ぜひご家庭に取り入れてみてください。

ある調(diào)査で「春の七草を知っているか」と聞いたところ、小さい頃に家庭で七草がゆを食べた経験がある人ほど「知っている」と回答した割合が高かったそうです。家族とコミュニケーションしながら実際に行事を體験することで、自ずと知識が身につくのでしょう。行事に飾る花や植物にはそれぞれ由來や歴史があるため、お子さんと一緒に調(diào)べてみても楽しいかもしれません。

行事の中には、母の日（カーネーション）、父の日（バラ）など、特定の花を贈る日もあります。最近は、女性にミモザをプレゼントする「ミモザの日（３月８日：國際女性デー）」や、親しい人同士で一輪のバラと一冊の本を贈り合う「サン?ジョルディの日（4月23日）」など、海外発祥の風(fēng)習(xí)も知られるようになりました。

感謝や祝福の気持ちを花に託す文化も、ぜひ子どもに伝えていきたいもの。行事、あるいは友達(dá)や家族の誕生日などに、お子さんと一緒に花を贈ってみてはいかがでしょうか。花を選ぶ際は、「花言葉」や「誕生花」をヒントにしてもいいかもしれません。12か月それぞれの誕生花、365日の誕生花があります。　相手のことを考えながら自分で花を選び、喜んでもらう経験を通して、きっと子どもたちも人と人の心を結(jié)ぶ花の力に気づいてくれることでしょう。