蔵王連峰の東の麓に広がるロイヤルシティ宮城蔵王リゾートは、カエデの仲間をはじめコナラ、クヌギなどの落葉樹(shù)と、アカマツやカラマツなどの針葉樹(shù)に覆われています。訪れたのは11月中旬。森は晩秋を迎えていました。紅葉する落葉樹(shù)が多いため森は黃金色に染まり、ところどころに赤く紅葉した木々が彩りを添えています。そんな中を歩き始めると、林縁に黒くて丸いチゴユリの実を見(jiàn)つけました。木の枝から垂れ下がって風(fēng)に揺れていたのはカエデドコロの種子です。

紅葉する足元で、春を待つ花々

林床でショウマの仲間の葉が黃色く染まっていました。紅葉するのは木々だけではなく美しく紅葉する草も多く、「草紅葉(くさもみじ)」と呼ばれ、秋の季語(yǔ)にもなっています。そんな草紅葉や落ち葉の間では木々の幼木が育っています。オレンジがかった赤い葉のツタウルシの幼木を見(jiàn)つけました。鮮やかに紅葉するツタウルシは紅葉が早く、木の幹に絡(luò)んだ成木はどれも葉を落とした後でした。落ち葉や枯れ草の中、青々とした葉を広げていたのはフユノハナワラビです。他のシダ類(lèi)が枯れる冬でも枯れず、越冬します。胞子をつけた葉を立ち上げている株もありました。

長(zhǎng)く伸びた莖に、蒴果(さくか)と呼ばれる円柱形の果実をつけているのはヤマユリです。熟して割れると薄い翼をつけた300個(gè)以上もの種子が、風(fēng)に乗って遠(yuǎn)くに運(yùn)ばれます。少し進(jìn)むとヤマユリより丸いウバユリの蒴果がありました。東北地方では大型で花數(shù)が多いオオウバユリが分布していますが、この株は草丈や花の數(shù)からウバユリと思われます。近くではテンナンショウの仲間が真っ赤な実をつけていました。黃色い葉が遠(yuǎn)くからも目を引くのはオオバクロモジです。枝先に尖った葉芽と丸い花芽をつけ、春に淡い黃緑色の花を咲かせる準(zhǔn)備を始めています。

落葉樹(shù)の種類(lèi)が多い宮城蔵王リゾート。中でもカエデの種類(lèi)が豊富です。ヤマモミジやイタヤカエデ、ハウチワカエデ、ウリハダカエデ、メグスリノキなど、果たして何種類(lèi)あるのでしょうか。葉や花の形、樹(shù)皮、紅葉などを見(jiàn)比べながらの散策は楽しそうです。また落葉樹(shù)の森は木々の葉が落ち、草の地上部が枯れると景色が一変し、見(jiàn)通しがよくなります。そうなると、木々の形や樹(shù)皮の特徴を観察する絶好の季節(jié)。枝に止まる鳥(niǎo)も見(jiàn)つけやすくなります。どんぐりのなる木やガマズミの仲間、マユミなど実が餌になる木も多いので、バードウォッチングにもおすすめです。

憩いと情報(bào)収集の場(chǎng)「蔵王シェアサロン」

400年以上の歴史を誇る遠(yuǎn)刈田(とおがった)溫泉郷をはじめ、冬にはスキーやトレッキングなど、蔵王連峰の自然を日常的に謳歌できるロイヤルシティ宮城蔵王リゾート。入り口近くの管理事務(wù)所には、テレワークや散歩中に自由に利用していただける「蔵王シェアサロン」を併設(shè)しています。ここでは、毎月1回のストレッチ講座のほか、半年に1回のペースで蔵王町と連攜した「蔵王町生涯學(xué)習(xí)出前講座」を開(kāi)催。これまで、森林住宅地を別荘利用されているオーナーさまに向けた蔵王町のゴミの分別?収集の説明や、地元消防署の方を招いてAEDの使い方などのレクチャーを受けました。これからも毎日の暮らしや健康に役立つ情報(bào)を提供していきます。