■2020年までに環(huán)境負荷「0（ゼロ）」を目指すスマートエコプロジェクト第六弾

日本初の住宅専門工場 奈良工場を建替えます　次世代環(huán)境配慮型工場「D’s SMART FACTORY（ディーズ スマート ファクトリー）」へ

※2．追尾集光型（太陽を追尾し、ミラーにより太陽光を発電部分に集める）としては日本初。（実証実験は除く）

工場棟における環(huán)境配慮

パッシブ?アクティブコントロールとスマートマネジメントを駆使した次世代環(huán)境配慮型工場

工場棟では、自然の力を活かす「パッシブコントロール」や創(chuàng)エネ?省エネを行う「アクティブコントロール」、それらを適正に制御する「スマートマネジメント」を組み合わせることにより、當社従來建築と比較して照明エネルギーを最大約80%以上(※3)削減できます。また、建築物総合環(huán)境性能評価システム「CASBEE新築2010年版」の「Aランク」となりました。

※3．省エネ法上の照明エネルギーの削減率。

■パッシブコントロール

（１）「日射調(diào)整フィルム」を採用した越屋根による自然エネルギー利用

工場棟では、工場屋根に採光のための　越屋根(※4)を設(shè)け、工場內(nèi)に自然光を取り込み、晝間の照明電力を削減します。この越屋根の窓部には、直射光を屈折させ、紫外線などの有害光線もカットする「日射調(diào)整フィルム」を採用しました。
※4．採光?換気?煙出しなどのため、屋根の上に、棟をまたいで一段高く設(shè)けた小屋根。

【越屋根（工場內(nèi)部）】

（２）工場內(nèi)作業(yè)者の労働環(huán)境改善のための設(shè)備を?qū)?/span>

夏場の工場內(nèi)は、屋根からの輻射熱により熱中癥などにかかりやすい狀況となります。そこで、工場內(nèi)作業(yè)者の労働環(huán)境改善のため、屋根斷熱により、屋根からの太陽熱日射エネルギーを遮熱し、工場內(nèi)の熱ごもりを防ぎます。

また、開口部にはシートシャッターを設(shè)置し、採光を取りつつも、侵入する日射を遮蔽し、熱負荷の軽減を図ります。

さらに、高所窓からの排熱などの換気設(shè)備に頼らないパッシブ換気により、工場內(nèi)にこもった熱を排熱できるようにしました。これらの工夫により、工場內(nèi)の溫度上昇を大幅に抑制し、労働環(huán)境の改善を促します。

また、部材の雨濡れ防止のために設(shè)置した約4mの吊庇には、日射遮蔽の機能もあり、労働環(huán)境改善に寄與します。屋根斷熱や日射遮蔽の工夫により、舊工場と比べて約2℃程度、溫度上昇を抑制する効果があります。

■アクティブコントロール

（１）高効率反射板と高効率ランプの組み合わせによる消費電力の削減

工場內(nèi)には、一般企業(yè)?官公庁向けに當社が販売している高効率反射板照明器具「reFbo Factory（レフボファクトリー）」を?qū)毪筏蓼?。高効率反射板と高効率ランプとの組み合わせにより、従來の水銀燈の高天井用照明と比べ、消費電力を約45%(※5)、年間CO2排出量を約146t削減(※5)することができます。

※5．水銀燈700Wとセラミックメタルハライドランプ360Wの比較。器具臺數(shù)216臺、室面積23,173.3㎡、器具取付高さ8ｍ、年間點燈時間3,750時間/年、CO2排出係數(shù)0.55kg- CO2/kWhの條件で換算した場合。條件等によって異なる場合があります。

（２）気化熱を利用した涼風裝置を設(shè)置

工場內(nèi)ではパッシブコントロールによる自然換気に加えて、水の気化放熱を利用した気化式冷卻ファンを設(shè)置します。

気化式冷卻ファンは、20～30μmの微細な霧をファンで噴霧し、約5℃程度、溫度を下げる効果があります。パッシブコントロールとアクティブコントロールによる熱ごもり対策により、舊工場と比べて約7℃程度、溫度を下げる効果があります。

また、エアコンと違い、コンプレッサーを使用しないため、排熱も発生しません。

■スマートマネジメント

（１）生産設(shè)備?建築設(shè)備の両面で“見える化”“見せる化”を推進

奈良工場では、工場內(nèi)の生産設(shè)備と事務(wù)所棟の建築設(shè)備のエネルギーを測定し、総合的にマネジメントする「スマートマネジメント」を?qū)毪筏蓼埂?/span>

生産設(shè)備面では、FEMS(※6)を利用してエネルギーを“見える化”することで、工場全體の最適制御を行います。

また、自主的な省エネ活動の支援や、社外に環(huán)境負荷低減の取り組みをアピールできるエネルギーの“見せる化”も行い、環(huán)境負荷低減に努めていきます。

※6．Factory Energy Management Systemの略で、工場の設(shè)備機器等の運転管理によってエネルギー消費量を計測し、エネルギーの削減を図るためのシステム。

（２）エネルギー計測?デマンド制御?異常検知?場內(nèi)監(jiān)視を行い、全體最適を図る

今回、奈良工場では太陽光発電システムの発電量や売電?買電狀況の把握はもとより、一部の生産設(shè)備や自家発電機等のデマンド制御、さらに主要設(shè)備、漏電、熱中癥暑さ指數(shù)（WBGT）?風?雨?排水溝の水位?日射?溫濕度等の計測などの異常検知を行います。

これらを1つのサーバーで管理し、分析していくことで、エネルギーだけでなく、防災(zāi)面での監(jiān)視強化を行い、工場全體の最適化を図ります。

●「工場見える化システム（當社九州工場の例）」

事務(wù)所棟?食堂棟における環(huán)境配慮

事務(wù)所棟?食堂棟には、環(huán)境配慮型オフィス「D’s SMART OFFICE（ディーズ スマート オフィス）」のノウハウを?qū)毪贰ⅰ弗靴氓伐芝偿螗去愆`ル」や「アクティブコントロール」、「スマートマネジメント」を組み合わせ、當社従來建築と比べてCO2排出量を約61%削減(※7)します。また、建築物総合環(huán)境性能評価システム「CASBEE新築2010年版」の「Aランク」となりました。

※7．事務(wù)所棟のみの削減率。

■パッシブコントロール（事務(wù)所棟?食堂棟）

（１）自然エネルギーを取り込む「ライトシェルフ」「トップライト」「風の道」を?qū)?/span>

事務(wù)所棟には、自然光を室內(nèi)へ取り込むため、庇上面に反射板を貼り付けた「ライトシェルフ」を?qū)毪筏蓼埂Ｌ柟猡虮由悉畏瓷浒澶侨幛椁使猡藟鋼Qし、部屋全體に光を行き渡らせるようにします。窓際近くでは、庇により、日光が直接入らないように工夫しています。

また、事務(wù)所棟?食堂棟には「トップライト」を採用します。自然光を取り込むと同時に、吹き抜け空間を利用したパッシブ換気である「風の道」を創(chuàng)りました。自然風圧と煙突効果により、春?秋の中間期には事務(wù)所內(nèi)に自然風を取り入れ、よどんだ空気と排熱を屋上に設(shè)けた換気口から排出します。

（２）多機能タイプの外裝フレーム「D’s フレーム」や「外張り斷熱通気外壁」を採用

事務(wù)所棟には、意匠性を重視し、壁面緑化や木材再生ルーバー等の環(huán)境アイテムを設(shè)置することができる多機能タイプの外裝フレーム「D’sフレーム」を採用しました。

また、外壁には當社戸建住宅商品にも採用しているオリジナル外壁システム「外張り斷熱通気外壁」を採用しました。さらに、屋根斷熱には外斷熱工法を?qū)毪贰ⅴ单氓筏摔?span lang="EN-US">Low-E（低放射）ガラスを採用した高斷熱複層ガラスを?qū)毪工毪胜?、?zhí)務(wù)室內(nèi)の快適性の向上を図りました。

■スマートマネジメント

（１） “見える化”“見せる化”を推進

事務(wù)所棟?食堂棟では、工場棟と同様に全てのエネルギーを測定し、総合的にマネジメントする「スマートマネジメント」を採用します。

BEMS(※8)を利用して事務(wù)所棟?食堂棟の照明、空調(diào)の最適制御を行います。あわせて、工場棟のFEMSと連攜し、エネルギーを“見える化”“見せる化”することで、奈良工場全體のエネルギー消費の削減を図ります。

來場されるお客さまへ“見せる化”（イメージ）

※8．Building and Energy Management Systemの略で、建物の設(shè)備機器等の運転管理によってエネルギー消費量を計測し、エネルギーの削減を図るためのシステム。

メガソーラー?「発電＋集熱」同時併用ハイブリッドシステムの取り組み

１．工場屋根上に太陽光発電システム１MWを設(shè)置し、全量売電事業(yè)を?qū)g施

奈良工場では、東日本大震災(zāi)後の電力供給不足への対応と低炭素社會の実現(xiàn)を見據(jù)え、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(※9)を利用した売電事業(yè)に取り組みます。

當社が工場の屋根上（約2萬4,000㎡）に、発電容量1MWの多結(jié)晶型の太陽光発電パネルを4,680枚敷設(shè)し、大和ハウスグループの大和エネルギー株式會社にメガソーラーを賃貸します。大和エネルギーは、発電事業(yè)者として日中発電した全電力を電力會社へ売電するとともに、メガソーラーの運営管理を行います。

當工場の予定発電量は、年間約100萬kWhです。家庭の一世帯あたりの全消費電力量を4,734kWh/年(※10)とした場合、約210世帯分の電力量に相當します。太陽光発電事業(yè)の年間売電売上は約4,500萬円を見込んでいます。

※9．2012年7月1日施行の再生可能エネルギー特別措置法による全量固定買取制度のこと。

※10．経済産業(yè)省資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」より。

２．食堂棟屋根上に日本初※2の太陽光による「発電＋集熱」同時併用ハイブリッドシステムを?qū)?/span>

食堂棟屋根上には、1つのシステムで太陽光による発電と集熱が同時にでき、高いエネルギー効率を?qū)g現(xiàn)する「追尾集光型太陽光発電+集熱ハイブリッドシステム（スマートソーラーインターナショナル株式會社製）」を、産業(yè)用としては日本で初めて(※2)導(dǎo)入します。

太陽光発電システムで創(chuàng)られた電力7.5kW分は、自家消費するとともに、余剰電力については電力會社へ売電します。太陽熱利用については、パネルで溫めた熱媒體（不凍液）を熱交換器で溫水に熱交換して、食堂棟の給湯用の溫水（約60℃）に利用します。

事務(wù)所棟には30kWの太陽光発電システムを?qū)毪筏蓼埂Ｌ柟獍k電システムで創(chuàng)られた電力のうち20kW分は、自家消費するとともに、余剰電力については電力會社へ売電します。

殘りの10kW分は、事務(wù)所棟のリチウムイオン蓄電池と系統(tǒng)連係し、夜間電力や災(zāi)害時に非常用の電力として使用します。

●太陽光による「発電＋集熱」同時併用ハイブリッドシステム（概念図）

●追尾集光型の構(gòu)造

より多くの日射量を得ることができるように、時間によって角度を変えることができる追尾集光型を採用しました。

３．「デシカント空調(diào)」「置換空調(diào)システム」を採用

事務(wù)所棟には、空気から直接水分を除去?分離して、最適な溫度?濕度の空気を室內(nèi)に供給する「デシカント空調(diào)」を採用しました。快適な室內(nèi)環(huán)境とランニングコスト削減を?qū)g現(xiàn)します。

食堂棟には、人が活動する床上約2mの領(lǐng)域のみを空調(diào)することで、エネルギー消費量を削減するとともに、溫度むらのない、快適な環(huán)境を提供することができる「置換空調(diào)システム」を採用しました。

BCP対策?工場の生産性?體験型工場としての役割

１．BCP対策として、工場內(nèi)には発電機、事務(wù)所棟には15kWhのリチウムイオン蓄電池を?qū)?/span>

奈良工場では、災(zāi)害が発生した際、生産活動を早期に復(fù)舊させるための対応策として、工場には軽油で発電する336kWの自家発電機を設(shè)置します。また、事務(wù)所棟には15kWhのリチウムイオン蓄電池を設(shè)置し、事務(wù)所棟に設(shè)置する30kWの太陽光発電システムのうち、10 kW分を系統(tǒng)連係して、蓄電池に電力を貯めて夜間電力や非常用電源に使用します。

これらの非常用電源の確保により、工場內(nèi)では非常用照明等に電力を充當し、事業(yè)活動が継続できるようにします。事務(wù)所內(nèi)では一部のパソコンや照明の電力に充當します。

２．最新の外壁パネル生産設(shè)備を?qū)毪?、生産性を30%向上

當社の生産購買部門では、第3次中期経営計畫において、2013年度までに全工場の生産性を2010年度比20%向上させるべく改善活動を行っています。

今回の建替えに伴い、最新の外壁パネル生産設(shè)備等の導(dǎo)入を図り、生産性を舊工場と比べて30％向上させる予定です。

３．見學可能な體験型工場

奈良工場は、広くお客さまに當社戸建住宅商品についての理解を深めていただけるよう、體験型工場としての機能も兼ね備えます。

また、工場を検討されているお客さまに対しては、工場自體をショールームとして活用していきます。

●工場內(nèi)の見學通路（イメージ）

■「Smart-Eco Project（スマートエコプロジェクト）」

■建物概要（工場棟）

■奈良工場の概要

　　　部　　門?。耗瘟脊觯ㄙ徺I課、住宅生産管理課、ものづくり課、品質(zhì)?環(huán)境管理課

総務(wù)?安全?施設(shè)管理課、経理センター他）

　　　人　　員?。杭s400名（大和ハウス工業(yè)：46名、協(xié)力會社：約350名）

　　　開設(shè)時期?。?span lang="EN-US">1965年4月12日

　　　事業(yè)內(nèi)容?。鹤≌挡坎膜紊bと現(xiàn)送材部材の現(xiàn)場搬送

　　　主要生産品：鉄骨部材、外壁パネル、木質(zhì)パネル

　　　出荷エリア：近畿圏2府4県（大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県）

■工場のあゆみと今後の予定

●奈良工場第一工場完成予想図

●奈良工場事務(wù)所棟?食堂棟完成予想図

●奈良工場建替え配置図

■全國の工場（一覧）