壁紙がはがれたり、設備の古さが気になったり。永く快適に住むためにもリフォームは必要です。また、家族構成が変わり間取りも変えたくなる頃には、リフォームか建替えかで悩むことも。一般的にどんな理由で、どんなタイミングでリフォームしているの？全２回にわたって、大和ハウスリフォーム株式會社の田子山さんに、みんなのリフォーム事情を聞きました。

Q.　どんな相談內容が多いですか？

キッチンが古くて使いづらい、洗面室（脫衣所）の床がフカフカする、といった水廻りに関するご相談が多いですね。洗面室の床板だけ貼り替えたいというご要望を頂いても、床をめくってみると実際は根腐れしていて、リフォーム費用が何十萬になってしまうケースもあります。

水廻りのリフォームが大事(おおごと)になってしまう原因の多くは水漏れです。パッキンの交換や、防水シーリングの交換は大変重要です。ご自身でできることもあるので一度調べてみましょう。特にパッキンは消耗品なので５～７年で取り替えることをおすすめします。

Q.　キッチンの交換時期ってありますか？

およそ２０年といわれています。キッチンリフォームだと２００萬ぐらいが相場になります。ですが、交換するキッチンタイプや配置によっては、配管の勾配が取れず（排水が流れるように必要な勾配が決められています）リフォーム費用がかさむことも。そのほかのリフォームも併せてご検討されている方は、リフォーム総額を考えて建替えをされる方もいらっしゃいます。

Q.　冬の寒さを軽減するために何をすればいいですか？

冬に寒いのは、住まいが斷熱されておらず、外気溫が室內に伝わってしまったり、隙間風が入ってくるからです。対策としては、まず、窓の斷熱がお勧めです。窓は一番外気溫が伝わりやすいので、既存の窓の內側にもうひとつ窓(內窓)を取り付ける方法があります。施工期間が短く、比較的安価で補助金もあるので、人気のリフォームです。

そのほかに、外壁や床下に斷熱材を入れることも可能です。床下の斷熱をすれば、床暖房で更に快適にすることもできます。電気式もガス式もどちらも人気があります。価格の目安は８帖のリビングで８０萬位になります。リビングだけでなく、ヒートショック予防で洗面室に床暖房を採用される方もいらっしゃいます。

斷熱の順番としては窓斷熱→壁?床下斷熱の順番になります。

Q.　バリアフリー対応にしたいのですが

手すりを追加されたいというご相談も頂きますが、実は斷念される方も多くいらっしゃいます。手すり設置には下地が必要で壁をはがす必要があり、想定より高い金額になることも。もし、これから新築をご検討の場合は、將來のために手摺下地を設置しておくことをお薦めします。

また、上下階の移動用にエレベーターを設置する目安は２５０萬位です。なので、１２０萬位で施工できる階段昇降機の方が事例として多いですね。

Q.　どんなリフォーム會社に依頼すればいいですか？

まずは建てた會社に相談しましょう。例えば太陽光発電を設置する場合、太陽光発電の荷重に家が耐えられるか構造計算を実施します。それにはご建築當初の図面が必要になります。もちろん、建てられた會社以外に依頼もできます。

弊社で御用命頂けましたら、床下から小屋裏迄、隈なく點検?診斷をさせて頂き、先ずはお家の現狀が確認できる「住まいの健康診斷」に基づく、診斷報告書をご提供させて頂いております。最近は、WEB経由でのお申込みも増えておりますので、お気軽にお問合せや資料のご請求されてはいかがでしょう。


以上VOL1ではリフォームの目安と、よくあるご相談內容を紹介しました。次回は、建替えとリフォームで検討されている方向けに「まずは建物狀態を診斷しよう」についてご紹介します。